最近よく耳にするスポーツベッティング。スポーツベッティングとは、スポーツ試合の勝敗を予想して賭ける賭け事です。ブックメーカーと呼ばれる企業がサービスを提供しており、ブックメーカーサッカー、テニス、野球、競馬などに賭けることができます。また、オリンピックの競技やサッカーワールドカップなどの大きな国際大会、更にはeスポーツも賭けの対象となります。
実はこのスポーツベッティングが、日本スポーツ界進展の手助けになる可能性がある考えられています。もし日本でスポーツベッティングが正式に合法となれば、2年間で約200億円以上の税収を確保できると言われています。
以下では、スポーツベッティングがどのようにして日本経済へ影響をもたらすのかについて話していきます。
スポーツベッティングは日本では違法か？
英国で生まれたスポーツベッティングは、欧州先進国でも早いうちに合法化され、アメリカでは2018年に合法化されました。スポーツベッティングが合法化されることで、スポーツベッティングの収益から税収増加になるとして、国の経済状況を活性化するだけでなく、スポーツ界の財源創出になるとも考えられています。
スポーツベッティングを行うことは、今現在、日本ではグレーゾーンとされています。しかし、オンラインを通して行うことは可能です。日本には、オンラインでスポーツベッティングを取り締まる法律はまだないため、海外から正式に公認されているブックメーカが運営するサイトであれば違法とはならず安心してスポーツベッティングを楽しめるというわけです。
スポーツベッティングがもたらす経済効果
2022年6月、経済産業省により「スポーツベッティングの解禁」に向けた原案があることが公となりました。解禁案を考案した理由は、放映権料や広告収入の拡大などにより、日本スポーツ界の経済に活気をもたらすと見込まれているからです。実際に、海外では日本のスポーツが賭けの対象となっており、スポーツベッティングからの収益が年間5兆円〜6兆円にのぼると言われています。
また、賭けを通してスポーツを理解することが出来る上に、日本のプロスポーツチームたちを支えることにも繋がります。と言うのは、賭けをする際、どのチームが勝ちやすいか、またチームメンバーのこれまでの成績や体調等の情報を事前に調査するため、結果としてゲームやチームに対する知識が深まります。そして、スポーツファンとなる人も多く、よってチームへの関心が高まり、その結果スポーツ観戦チケット、関連グッズの売り上げ、スポンサー収入、放送権収入に繋がるため日本スポーツ界の繁栄になると予想されています。
日本スポーツベッティングの将来
日本では、まだスポーツベッティングは合法化されていませんが、政府から公認されているブックメーカーであれば安心及び健全なスポーツベッティングを楽しめることが出来ます。スポーツベッティング解禁案の議論が本格化され、更には収益が日本スポーツ業界の支援になる可能性があることからも、近い将来スポーツベッティングが日本でも合法化されると予測されます。